スチールラックのキタジマ トップ > スチールラック コラム トップ> 2023年コラム一覧> 2023年9月コラム> 2023.09.29
タイヤを保管する棚には業務用スチールラックがおすすめ!メリットやタイヤラックの選び方を解説
タイヤを保管する棚には業務用スチールラックがおすすめ! メリットやタイヤラックの選び方を解説
本記事では、「タイヤを保管したい」「保管するための棚として何が適しているか知りたい」という方に向けて、タイヤ専用のスチールラックであるタイヤラックをご紹介します。
タイヤラックに業務用スチールラックが適している理由や選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
■タイヤラックとは?
まずは、タイヤラックについて解説します。
・タイヤラックはタイヤ保管用の棚
タイヤラックとは、サマータイヤやスタッドレスタイヤのように、季節によって履き替えるタイヤや、緊急時に使用するスペアタイヤを保管するための棚のことです。保管にタイヤラックを使用することで変形や劣化を防ぎ、限られたスペースでもすべてのタイヤが収納できます。
横置きタイプや縦置きタイプ、キャスター付きなどさまざまな形状のタイヤラックが販売されていますが、業務用スチールラックを代用することも可能です。
・通常の棚とタイヤラックの違い
<収納部の形状>
通常の棚とタイヤを保管するためのラックの大きな違いは、棚板の有無です。
一般的な棚は支柱の間に棚板を渡した家具のことを指しており、本や衣類などを収納したり、雑貨や調度品を飾ってディスプレイしたりするために使われます。
一方、タイヤを保管するために使われるタイヤラックには、タイヤ受けと呼ばれる2本のパイプがあるのみで、棚板はありません。パイプの間にタイヤを収納するため、タイヤ受けの幅によって軽自動車用タイヤや普通自動車用タイヤなど、保管できるタイヤの大きさが変わります。
<耐荷重性>
タイヤラックは本や雑貨などと異なり、重量のあるタイヤを収納することから、通常の棚よりも耐荷重性に優れています。一般的な木製の棚の場合、棚板1枚の耐荷重は20?30kg程度ですが、タイヤを保管するスチールラックの耐荷重は100kg以上のものがほとんどです。
タイヤの重さはタイヤの大きさやホイールの有無、ホイールの種類によって大きく異なるため、必要に応じてタイヤラックの耐荷重を考慮しなければなりません。
目安となるホイール付きタイヤの重さは、以下の通りです。
●軽自動車用14インチ:約11kg
●普通乗用車用16インチ:約18kg
●ミニバン用17インチ:約22kg
軽自動車用のタイヤでも、4本収納するには50kg以上の耐荷重が必要です。
そのため、タイヤラックは通常の棚よりも強度があり、タイヤの重さに耐えられるような設計になっています。
・タイヤラックの種類
<横置きタイプ>
横置きタイプとは、タイヤを寝かせた状態で積み重ねて保管できるラックのことです。幅を取らないため、倉庫やガレージ、ベランダの隅など省スペースに設置できます。
特に、ホイールを付けたまま保管する場合は、横置きタイプがおすすめです。ホイール付きのタイヤは重量が重く、立てて保管するとラックと接している部分に負荷がかかり、変形する可能性があります。横置きにすればタイヤ全体に重量が分散されるため、形状を維持したままで保管が可能です。
横置きタイプには、直接タイヤを重ねていくパレット式のほか、タワー式ラックがあります。タワー式ラックなら、固定パーツを挟むことでタイヤ同士の接触を防げるため、より変形や劣化が起こりにくいでしょう。
ただし、横置きタイプは積み重ねる際にタイヤを持ち上げる力が必要です。力の弱い方が使用する場合は、縦置きタイプのほうがよいでしょう。
<縦置きタイプ>
縦置きタイプのタイヤラックなら、タイヤを立てたままで保管が可能です。2段式や伸縮式、スロープ付きなどバリエーションが豊富で、タイヤの大きさや本数、保管場所に合わせて選べます。
1段式なら、横置きタイプのように持ち上げる力は必要ないため、女性でもタイヤを収納しやすいでしょう。2台分のタイヤを保管する場合や保管場所のスペースが小さい場合は、2段式にすると幅を取らない分スペースが省けます。
また、ホイールを外してタイヤを保管する際は、縦置きタイプがおすすめです。ホイールを外したタイヤは中央が空洞になるため、横置きで重ねると重みで変形してしまう可能性があります。ホイールを外したタイヤは、縦置きで保管すれば変形や劣化を防げます。
<伸縮式タイプ>
伸縮式タイプは、幅や奥行きを自由に調整できるため、大きさが異なるタイヤを保管する場合やタイヤの数が変わった場合に便利です。また、タイヤラックを使わないときは、コンパクトに縮めておけるので、スペースの無駄を省けます。
車の買い替えを検討している方や、引っ越しなどで保管場所が変わる可能性のある方におすすめです。
<キャスター式タイプ>
キャスター式タイプは、タイヤを載せたまま移動ができる便利なタイヤラックです。タイヤを交換する場所と保管場所が離れていても、ラックごとまとめて運べるため、重いタイヤを一つひとつ運ぶ必要がありません。また、ガレージや倉庫内のスペースが狭く、出し入れする度にタイヤラックの移動が必要な場合にも役立ちます。
キャスター式タイプを購入するなら、ストッパー付きがおすすめです。傾斜のある場所に置いたり、タイヤラックを移動させて作業したりする場合でも安全に使用できます。ただし、キャスターの数や強度によって耐荷重が変わるため、載せるタイヤの重さに合わせて選んでください。
■タイヤラックのメリット
ここでは、タイヤラックのメリットについて紹介します。
・効率的に収納できる
タイヤラックを使えば、限られたスペースで効率的な収納が可能です。左右に空間が取れない場合は縦に積み上げられる横置きタイプを、上部空間が狭い場合は横に並べられる縦置きタイプと、保管場所に合わせて選ぶことでスペースを有効活用できます。
・タイヤの劣化や変形を防止する
タイヤラックを使用することは、タイヤの劣化や変形の防止に効果的です。タイヤと地面が接していたり、タイヤ同士が触れたりする状態で長期間放置すると、ゴムの劣化や変形が早まります。また、タイヤをそのまま積み重ねると下のほうのタイヤに負荷がかかり、変形してしまいかねません。タイヤラックを使用した適切な保管は、タイヤの寿命を伸ばすことにもつながります。
・ホイールの傷を防ぐ
タイヤラックを使って保管をすれば、ホイールの変形や傷が付くのも防げます。なぜなら、タイヤを縦に並べて保管することで、ホイールにかかる負荷や他のものとの接触を避けられるからです。横置きでタイヤを保管する場合でも、タワー式を選ぶなどして、タイヤ同士が触れないよう工夫するとよいでしょう。
■タイヤラックに業務用スチールラックがおすすめな理由
タイヤラックには、業務用スチールラックがおすすめです。この章では、その理由について解説します。
・強度と耐久性に優れているため
業務用スチールラックは、強度と耐久性に優れているという特徴があります。通常は棚板を渡して荷物を収納するために使いますが、棚板の代わりにパイプを取り付ければ、タイヤラックとして使用が可能です。
軽中量タイプのラックでも耐荷重は100kg以上となっており、重量のあるタイヤを安全に保管できます。
・まとまった数を収納できるため
業務用スチールラックを使えば、まとまった数のタイヤを収納できます。100?500kgまで支えられる強度と耐久性があるため、タイヤの数が多くても安心です。
また、業務用スチールラックはタイヤ受けの間隔を簡単に調節できるので、大きさの異なるタイヤを1つのラックにまとめて保管したい場合にも適しています。
・収納数に応じて組み立てられるため
業務用スチールラックは、タイヤの数に応じて自由に組み立てられるというメリットがあります。ラックの長さや棚の幅、高さが簡単に調節できるため、無駄なスペースを省けるでしょう。
また、棚の上部に棚板を渡せば、タイヤ交換に必要な工具やメンテナンス道具も一緒に保管でき、空間を有効に使えます。
■タイヤラックの選び方
以下では、タイヤラックの選び方について解説します。
・タイヤのサイズで選ぶ
タイヤラックを選ぶ際は、タイヤのサイズに合ったものを選びましょう。必要なラックの大きさは、タイヤの幅と外径のサイズによって決まります。
ただし、タイヤのインチ数はタイヤの内径であるホイールの直径を表しているため、タイヤ自体の直径とは異なる点に注意してください。タイヤサイズは、タイヤの側面に「215/45R18 93W」のように表示されており、タイヤ幅、扁平率(へんぺいりつ)、ラジアル構造、インチ、ロードインデックス、速度記号の順に記されています。外径は、断面の高さや内径から計算で求められますが、わからない場合は実際に測っておくとよいでしょう。
・タイヤラックの耐荷重で選ぶ
タイヤラックを選ぶ際は、必ず事前に耐荷重を確認しましょう。タイヤラックは重量のあるタイヤを載せられるように通常の棚よりも強度がありますが、安全性を守るため、積める重さの上限が決められています。
タイヤの減り具合やホイールの有無などによって重さが変わるため、耐荷重に余裕のあるタイヤラックを選ぶようにしましょう。
・設置スペースで選ぶ
設置するスペースに合ったタイヤラックを選ぶことも大切です。縦置きか横置きかによって、必要なスペースは変わります。特に、縦置きの場合は、ラックの奥行きよりもタイヤの幅のほうが長くなる傾向にあるため、注意しましょう。
狭いスペースに設置する場合は、スリムタイプや2本ずつ分けて保管できるタイプがおすすめです。
■まとめ
タイヤラックは、通常の棚と比べて強度が高く、耐久性に優れている業務用スチールラックがおすすめです。業務用スチールラックなら、収納するタイヤの大きさや数、スペースに合わせて自由にカスタマイズできます。保管スペースを有効に活用し、タイヤを変形や劣化から守るためにも、タイヤのサイズに合ったラックを選びましょう。
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