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スチールラック 注意点

スチールラックを扱う際には何を気を付けるべき?使用上の注意点を解説

スチールラックを扱う際には何を気を付けるべき?使用上の注意点を解説

スチールラックは丈夫で汎用性が高く、収納力が高いため、オフィスや倉庫などさまざまな場所で利用されています。
しかし、用途や使用方法を誤ると、収納物の落下やラックの破損などの事故につながる可能性があるので注意が必要です。 今回は、スチールラックを扱う際の注意点を詳しく解説します。

スチールラック 耐荷重

■耐荷重について

まずは、スチールラックで重要な耐荷重について解説します。

・耐荷重とは?
耐荷重とは、スチールラックに収納物を保管できる重さのことです。スチールラックの強度は耐荷重を基準に設計されてるため、この基準を守って収納物を保管しなくてはなりません。 耐荷重を守らないと、棚板が曲がったり支柱が損傷したりする可能性があります。また、耐荷重の基準を超えて使用した場合は、メーカーの保証対象外になることもあるので注意しましょう。

・耐荷重の種類
スチールラックの耐荷重には2つの種類があります。

<棚1枚当たりの耐荷重>
棚1枚当たりの耐荷重とは、1枚の棚板に載せられる最大荷重を意味します。ただし、収納物を均等に置くことが前提条件です。 具体的には、棚の全面に対して3分の2以上の面積に収納物を均等にものを載せた場合に耐えられる最大荷重が「棚1枚当たりの耐荷重」となります。 逆に、3分の2以下の面積に収納物を載せる場合や、均等でない場合は、耐荷重以下の重さであっても基準値を超えてしまうので注意が必要です。 なお、3分の2以下の面積で使用する場合は、規定の半分の耐荷重を目安として使用しましょう。

<スチールラック全体の耐荷重>
スチールラック全体の耐荷重とは、スチールラック全体に収納可能な最大荷重を意味します。 ここで気をつけるべき点は、棚1枚当たりの耐荷重を下回っていても、各棚に置いた収納物の合計がスチールラック全体の耐荷重を超えてしまうと基準値を超えてしまう点です。 このような状況でスチールラックを長期間使用すると、破損や倒壊の原因となるので注意しましょう。 つまり、スチールラックは、「棚1枚当たりの耐荷重」と「スチールラック全体の耐荷重」を超えない範囲で使用しなくてはなりません。

・耐荷重に関する注意点
耐荷重に関する3つの注意点を紹介します。

<均等配置>
先述の通り、スチールラックの使用は「均等配置」が基本です。棚板の3分2の以上の面に均等に収納物を配置して使用します。 均等配置が難しい場合は、耐荷重の半分の重さを目安として使用し、耐荷重に余裕のあるスチールラックを選ぶとよいでしょう。

<単体型と増連型の違い>
スチールラックには、「単体型」と「増連型」の2種類があります。 単体型は、4本の支柱で自立して設置できるタイプです。一方の増連型は、片側2本の支柱を共有して連結できるため、設置スペースや部品数を減らすことができます。 ただし、増連型は、棚板の面積が増えても1連・1台当たりの耐荷重は単体型の耐荷重とわかりません。これは、支柱を共有することが要因です。 そのため、重量のある収納物を保管する場合は、単体型を複数設置するか、耐荷重に余裕のある増連型のスチールラックを選ぶようにしましょう。

<均等配置が難しい場合の対処法>
収納物の重さやサイズに偏りがあって均等配置が難しい場合の対処法として、コンパネのような板を利用する方法があります。板と収納物の間にコンパネ置くことで荷重の偏りを改善することができ、既定の耐荷重まで収納物を保管することが可能です。

スチールラック 錆 サビ

■サビについて

ここからは、長年の使用で問題となるスチールラックのサビについて紹介します。

・サビとは?
サビとは、酸素や水と化学反応を起こすことで鉄などの金属や合金が腐食される現象のことです。
サビは、金属の表面を浸食し、強度を低下させることがあります。そのため、塗装やコーティング酸化防止剤を使用した防錆対策が必須です。

・ステンレスならサビない?
ステンレスは「サビに強い」というイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。
ステンレス鋼は、表面に形成される酸化皮膜により酸素や水分を防ぐ効果があるため、サビにくいという特徴があります。しかし、酸化皮膜が破損した場合や設置環境によってはサビることがあるため、メンテナンスや設置環境が重要です。

・サビを防ぐには
<こまめに水分を拭き取る>
サビの原因で最も多いのは「水分」です。スチールラックの表面に少しでも傷があると、そこから水分が入ってサビが発生します。 また、酸やアルカリなどの薬品もサビの原因となるため、扱いには注意が必要です。 スチールラックのサビを防ぐために、定期的に拭き取り掃除を行い清潔な状態を維持しましょう。また、傷が付きやすい足元の部分を底上げすることで、サビのリスクを抑制できます。

<他の金属と接触させない>
スチールラックのサビの原因で意外と多いのが「もらいサビ」です。もらいサビとは、スチールラックの表面と他の金属が接触したまま放置され、それが原因でスチールラック本体もサビてしまう現象を指します。 もらいサビを防ぐ最も効果的な方法は、他の金属と接触させないことです。また、遮へい物を置いて直接他の金属と触れないようにする方法もあります。

・サビができたらどうする?
サビは一度発生すると一気に広がってしまうので、できるだけ小さいうちに取り除くことが大切です。 サビ取り剤を使う方法もありますが、クエン酸や重曹など、身近なものでも代用できます。

・サビ取りにも注意が必要
サビている部分を強く擦ったり削ったりすると、メッキが剥がれる可能性があります。スチールの表面に施されたメッキは摩耗に弱く、一度剥がれると水分や酸素の影響を受けやすくなるため、サビをスチールラック全体に広げてしまうかもしれません。 サビ取りは慎重に行い、除去が難しい場合には買い替えを検討しましょう。

スチールラック

■保管するものに関する注意点

スチールラックは、保管するものにも注意点があります。

・危険物倉庫とは?
危険物倉庫とは、火薬類や劇物、可燃物などの危険物を安全に貯蔵するための倉庫です。消防法に基づき、一般の倉庫よりも耐火性や消防設備などに厳しい基準が設けられています。 危険物倉庫は保管する危険物の種類によって設備基準が異なりますが、高圧ガス保安法に適合していなくてはなりません。また、防犯対策や防護ネットの設置などが必要になるケースもあります。

・危険物に該当するもの
消防法で定められている危険物は6つに分類されます。

<【第1類】酸化性固体>
酸化性固体とは、単体では燃焼しません。しかし、可燃物などと混合することで、熱や摩擦などの刺激により激しい燃焼を引き起こす可能性があります。
  ●塩素酸塩類
  ●過塩素酸塩類
  ●無機過酸化物
  ●亜塩素酸塩類など

<【第2類】可燃性固体>
可燃性固体とは、火炎による着火・引火の危険性がある固体です。40℃に満たない低温でも引火する可能性があり、燃焼が早く、消火することが難しいとされています。 また、燃焼時に有毒ガスを発生するものがある点も注意しなくてはなりません。
  ●硫化りん
  ●赤りん
  ●硫黄
  ●鉄粉など

<【第3類】自然発火性物質及び禁水性物質>
自然発火性物質とは、空気にさらされることで自然発火しやすい固体・液体のことです。 禁水性物質は、水に触れると発火したり、可燃性ガスを発生させたりする固体・液体になります。
  ●カリウム
  ●ナトリウム
  ●アルキルアルミニウム
  ●アルキルリチウムなど

<【第4類】引火性液体>
引火性液体とは、揮発性が高く常温でも引火する可能性がある液体です。空気と混ざると、摩擦熱などで引火や爆発を起こす危険性があるため、扱いには危険物取扱の資格が必要となる場合があります。 また、保管や運搬などでも厳しい規制が設けられているため、厳重に取り扱わなくてはなりません。
  ●特殊引火物
  ●第一石油類
  ●アルコール類
  ●第二石油類

<【第5類】自己反応性物質>
自己反応性物質とは、自己燃焼を起こしやすい化学的に不安定な固体や液体のことです。摩擦などの刺激がなくても、自己分解などを起こして大量の熱を発生させ、爆発や発火などを引き起こす可能性があります。
  ●有機過酸化物
  ●硝酸エステル類
  ●ニトロ化合物
  ●ニトロソ化合物

<【第6類】酸化性液体>
酸化性液体は、それ自体では燃焼しません。しかし、他の可燃物と接触すると、反応する相手を酸化させるのが特徴です。 酸化により相手の物質が変化し、火災や爆発を引き起こす可能性があります。
  ●過塩素酸
  ●過酸化水素
  ●硝酸

・危険物倉庫に関する注意点
危険物倉庫に関する注意点は2つあります。

<専用ラックが必要>
危険物倉庫内での保管には、消防法に基づいた専用ラックが必要です。 先述の通り、危険物の中には引火性や爆発性を持つ物質があり、場合によっては毒性のあるガスを発生させるものもあります。そのため、通常よりも安定性の高いラックで保管しなければなりません。 不燃性の鋼製を素材とした専用のラックを使用することで、危険物による火災・爆発などの重大事故の発生リスクを最小限に抑えられるでしょう。

<消防署への報告義務>
危険物倉庫に危険物を保管する場合は、専用ラックの設置に加え、消防署への届出が必要です。具体的には、「構造計算書」と「設置レイアウト図面」の2つの書類を提出します。 構造計算書により、危険物倉庫内で専用ラックにより危険物が安全な状態で保管されていることを確認することが可能です。また、設置レイアウト図面で、通路幅や出入り口が消防法の基準を満たしているか、消火設備が備わっているかなどを確認します。 消防署への届出を怠ると、消防法違反で罰則を受けることがあるので注意しましょう。

■まとめ

スチールラックは「均等荷重」が基本であり、サビ取りなどの定期的なメンテナンスが必要です。また、消防法で定められた危険物を保管する際は専用ラックを設置しなくてはなりません。 スチールラックは、使用目的や用途に合わせて選ぶだけでなく、使い方や設置環境も理解したうえで選ぶようにしましょう。