スチールラックのキタジマ トップ > スチールラック コラム トップ> 2023年コラム一覧> 2023年11月コラム> 2023.11.30
ホームセンターで販売されているスチールラックは専門店のものとどう違う?
ホームセンターで販売されているスチールラックは 専門店のものとどう違う?
スチールラックは荷物を片付ける際に便利ですが、ホームセンターと専門店のどちらで購入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ホームセンターと専門店で販売されているスチールラックの違いを解説します。専門店で購入するメリットや失敗しない選び方も紹介しますので、スチールラックの購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
■ホームセンターのスチールラックは専門店のスチールラックとどう違う?
まずは、ホームセンターと専門店のスチールラックの違いを解説します。
・支柱の厚み
<ホームセンター>
ホームセンターの場合、厚さ1.5mmの支柱を使用するのが一般的です。専門店で取り扱うタイプよりも支柱が薄く、強度や耐震性が低い傾向にあるため、荷物の重量は事前に確認しておくとよいでしょう。
<専門店>
専門店の場合、厚さ2.0mmの支柱を使用するのが一般的です。ホームセンターのタイプよりも支柱が厚く、高品質で耐久性に優れた素材を使用しているため、大型の荷物や重量物を載せるのに適しています。
(メーカー、タイプにより異なります。)
・棚板の厚み
<ホームセンター>
一般的に、専門店よりも棚板が薄い傾向にあります。棚板を薄く設計することで材料費を安く抑えられるため、専門店よりも低い価格で販売が可能です。ただし、荷物の偏りや強い衝撃で損傷しやすい点には注意しましょう。
<専門店>
ホームセンターのタイプよりも、棚板が厚く設計されている傾向にあります。バリエーションが豊富なので、使用目的や設置環境に合わせてスチールラックを選ぶとよいでしょう。
・パーツの数
<ホームセンター>
専門店よりもパーツの数が少なく、セットで販売されている商品がほとんどです。なかには、追加パーツやオプションパーツを取り扱っていない商品もあります。コーナー金具を省略したものは耐震性が低い可能性もあるため、注意が必要です。
<専門店>
バリエーションが豊富なうえに、追加パーツやオプションパーツも豊富に取り揃えられています。そのため、スチールラックで限られたスペースを有効活用したければ、使用目的や設置環境に合わせて専門店で購入するのがおすすめです。
■ホームセンターと比較した際のスチールラック専門店のメリット
ここからは、スチールラックを専門店で購入するメリットを紹介します。
・豊富な知識をもったスタッフに相談できる
スチールラック専門店には豊富な知識をもったスタッフが常駐しているため、商品の詳細や疑問を気軽に相談できます。
一方のホームセンターは、スチールラックに詳しいスタッフが在籍しているとは限りません。よく調べずに購入すると、サイズや重量、組み合わせなどで失敗する可能性もあるでしょう。使用目的や設置環境に適したスチールラックを購入したい場合は、専門店のスタッフに相談してから検討するのがおすすめです。
・さまざまなオプションパーツが選べる
取り扱い商品が多いスチールラック専門店なら、さまざまなオプションパーツを選べる点も魅力の一つです。汎用性の高いスチールラックを中心に取り扱っているホームセンターは、オプションパーツのバリエーションが少ない傾向にあります。
スチールラック専門店で販売されているオプションパーツの例は、以下の通りです。
●床または壁に固定する転倒防止部材
●穴あけ不要の転倒防止ベース
●突っ張り棒
●転倒防止ベルト
・オーダーメイドのスチールラックを注文できる
オーダーメイドのスチールラックを注文できるのも、専門店ならではのメリットです。ホームセンターの場合は一般的な形状のスチールラックを取り扱う場合が多いため、好みの色やサイズが選べない可能性もあります。
スチールラックの色や形状にこだわりがある場合は、オーダーメイドに対応できる専門店を選ぶとよいでしょう。
・出張組み立てサービスを利用できる
スチールラック専門店は出張組み立てサービスにも対応しているため、スチールラックの持ち出しや運搬、設置作業を業者へ依頼できます。その点、ホームセンターのスチールラックは自分で組み立てる場合がほとんどです。組み立て作業に自信がなかったり苦手意識をもっていたりする方は、スチールラック専門店の出張組み立てサービスをご利用ください。
■ホームセンターではどんなスチールラックを取り扱っている?
ここからは、ホームセンターで購入できるスチールラックの特徴を紹介します。
・オリジナルブランド品
ホームセンターでは、専門店と契約・提携したオリジナルブランドのスチールラックを販売していることもあります。オリジナルブランドのスチールラックは、大量の生産・仕入れを行う前提で独自の価格に設定されているため、コストパフォーマンスに優れている点がメリットです。
・スチールラック専門メーカーの商品
大型のホームセンターであれば、以下のスチールラック専門メーカーの商品が販売されている場合もあります。
●キタジマ
●ルミナス
●エレクター
ただし、販売されているのは必要なパーツをまとめたセット商品であることが多く、追加パーツやオプションパーツの購入が困難なケースもあるため、注意しましょう。
■スチールラック選びに失敗しないためのポイント
ここからは、スチールラックを選ぶ際のポイントを解説します。
・耐荷重には余裕をもつ
スチールラックの購入を検討する際は、耐荷重に余裕のある商品を選びましょう。
記載されている耐荷重は、荷物を均等に置いた場合の「平均均等荷重」を示しているため、棚の一部に偏ると、たとえ耐荷重以下の荷物であってもスチールラックにゆがみや損傷が生じる恐れがあります。可能であれば、スチールラックを購入する前に載せる荷物の重さを確認しましょう。また、棚板に均等に置くとはいえ、耐荷重に余裕のあるものを選ぶと安心です。
<耐荷重ごとの利用シーン>
ここからは、スチールラックの棚板1枚あたりの耐荷重別利用シーンを紹介します。
●120kg・150kg:オフィスやアパレルの倉庫、バックヤードの在庫管理または整理用棚
●200kg:家庭用・業務用問わず幅広く使用可能
●300kg:機械のパーツや重量物の収納
●500kg:教育機関や医療機関、研究施設の精密機器・専門機器の保管
・追加パーツをつけられるかを確認する
設置する場所や使用目的に合わせて追加パーツを設置すれば、作業効率の向上も可能です。業務用スチールラックを購入する際は、追加パーツをつけられるかも確認しておきましょう。
追加パーツの具体例は、以下のアイテムがあります。
●キャスター
●アジャスター
●防じんカバー
●最下段開放セット
●メッシュパネル
●マグネット付き仕切り板
・導入事例を確認する
スチールラックは、汎用性の高いものや耐荷重に優れたもの、組み立てが簡単なものなど、使用目的や設置環境に合わせて選ぶことが大切です。
主に、以下の場所で導入されています。
●店舗
●バックヤード
●倉庫
●オフィス・事務所
●リネン室
●車庫・ガレージ
●物置
・設置場所の広さを確認する
スチールラック選びで失敗しないためには、設置場所の広さを正確に計測し、どのように設置するかを想定しておくことも大切です。計測した設置場所の広さを参考に、スチールラック収納の見取り図を書き、購入する商品を一覧にまとめておけば、部品の購入忘れも予防できます。
ただし、耐荷重300kgを超えるスチールラックは、他の耐荷重のものと奥行きが異なる場合もあるでしょう。スチールラックに何を載せるか決めていない場合は、汎用性の高い奥行き60cmがおすすめです。
・組み立て方法を確認する
業務用スチールラックを購入する際は、組み立て方法も事前に確認しておきましょう。業務用スチールラックの組み立て方法は、ボルト固定式とセミボルトレス、ボルトレスの3種類です。
<ボルト固定式>
ボルト固定式のスチールラックはボルトを使用し、60〜90分の組み立て時間を要します。
<セミボルトレス>
セミボルトレスのスチールラックは固定ボルト方式よりもボルトの使用本数が少ないため、組み立て時間の短縮が可能です。20〜30分程度で組み立てられます。
<ボトルレス>
ボルトレスタイプのスチールラックはボルトの締め込み作業が無く、簡単に組み立てられるため、他の耐荷重のものよりも作業時間を短縮できます。また、ボルトレスは棚板の高さを組み立てた後でも調節できる点もメリットです。
・可能であれば実際に実物を確認する
スチールラックを通販で購入する場合、可能であれば事前に店頭で実物を確認しておきましょう。通販サイトならスチールラックを手軽に購入できますが、支柱を固定するパーツが棚板から出る場合など、サイズ表記で実際の使用感を判断できない可能性もあります。
特に、大型のスチールラックや複数のスチールラックを通販で購入する場合は、実際のサイズ感を確認してから検討するのがおすすめです。
■まとめ
専門店のスチールラックは、ホームセンターで販売されているものよりも耐荷重に優れており、オプションパーツのバリエーションも豊富です。また、専門店はスチールラックの知識をもったスタッフが常駐しており、商品の詳細や疑問を相談しやすいメリットもあります。スチールラックを使用目的や設置場所に合わせて購入する場合は、ぜひ専門店をご利用ください。
|